先日、ある企業から依頼されて、県の補助金申請を支援したのですが、無事に採択となりました。
補助金は金額の大きなもの(1000万円以上)から小さなもの(数十万円程度)のものまで、色々あります。今年は特に新型コロナウイルスの影響で、補助金申請支援の依頼は多いです。ワクワクは、ものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金などの依頼が多いです。
1.支援する側としてのおすすめの補助金
2.補助金申請支援の報酬相場
3.必要なスキル
1.支援する側としてのおすすめの補助金
支援する側としておすすめの補助金は、ものづくり補助金です。
ものづくりという名の通り、製造業が設備投資のために利用するというのが多いですが、飲食業の新しいメニューのための設備投資や、測量のためにドローンを導入するといったケースなどでも採択されており、申請の幅が広いです。また補助金額も上限1,000万円と大きいので、やりがいもありますね。
似たような補助金で小規模事業者持続化補助金があります。その名の通り、小規模事業者(基本は従業員20名以下、商業サービス業の場合は従業員5名以下の企業)が対象です。設備投資以外にも適用可能なので、WEBサイトやパンフレット作成などに使う企業が多いです。補助金額が上限100万円と低額でありますが、小規模事業者の場合は経営者もしくは役員とやり取りすることが多いので、うまくやればその先のコンサル契約などにつながる可能性もあります。
国の3大補助金でもう1つIT導入補助金があります。こちらはITツール導入に使える補助金で、近年申請件数が非常に増えています。補助金額も最大で300万円ちょっと金額もそこそこあります。ただ、ワクワクは現時点ではIT導入補助金申請の案件はすべて断っています。ケースバイケースですが、担当者クラスの方とのやり取りが多く、ものづくり補助金や持続化補助金と比べると、申請支援後のコンサル契約につながりにくいイメージがあるからです。案件数は多いので、収入のためと割り切って取り組むのであればいいと思います。
2.補助金申請支援の相場
これは支援業者によりピンキリですが、手付金5~10万円程度プラス、採択時の成果報酬で補助金申請額の10~15%が比較的多いかなと思います。完全成果報酬で補助金申請額の20%というのもたまに聞きます。あとは、採択後の交付までの手数料を含むか、別で数万円の手数料を請求するかといったところだと思います。
3.必要なスキル
申請支援に必要なスキルをいくつか紹介します。申請書を作成するにあたり、わかりやすく記述するライティングスキルは必須です。また、社長や担当者から必要な情報を漏れなく聞き出すヒアリングスキルも必要になります。これらを使って、最終的には申請書の内容を社長や担当者に納得してもらうためのプレゼン力も必要です。あとは、3~5年後の簡単な損益計算書やそのロジックを数字で説明する必要があるので、数字を作る力というのも大事です。
簡単に4つのスキルを紹介しましたが、詳しく説明すると1つのスキルでも相当な分量になります。またの機会に説明しようと思います。
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